事は一枚のフロッピーディスクがわが家に舞い込んできたことに端を発する。そのフロッピーによって HOME PAGE が如何なるモノかを初めて知った彼女が、その後如何にして自作(!)の HOME PAGE をモノにしたのか。その実態をスクープする。

序章

 まず、HTMLの入門書が購入された。PC初心者にも理解しやすく、図が多く文字数が少なく、そしてなによりも安価なモノが選択された。選択したのも、支払いを行ったのも夫である。

見出し

 試行錯誤を繰り返しながらHTML文書に取り組み、やっとWebブラウザ上に表示された見出し文字の見栄えはかなり貧弱であった。文字サイズを変え、太字指定をし、センタリングを行っても物足りない。当然である。彼女が比較・参照している上述の HOME PAGE の見出し部分は画像データなのである。そのことに気づいた彼女は、すぐに見出し画像データの作成を依頼した。かくして、夫の Macintosh(Centris 660AV) が HOME PAGE 作成に登場することとなった。フォントが選ばれ、フォトレタッチソフトが駆使され、作成された画像データファイルをトランスペアレントGIFファイルに変換する為に、新たにイメージファイル編集ツールまでもがインストールされた。依頼を受け一連の作成作業を行なったのは夫であった。
 新たなページが追加される度に依頼は繰り返された。

背景

 見栄えに及ぼす背景テクスチャの効果は絶大である。には、これまで壁紙用に作成された幾つかのテクスチャ資産が存在した。テクスチャを加工するソフトも揃っていた。当然のごとく、HOME PAGE 用の背景テクスチャ作成が注文された。要求に応じ新たなテクスチャを作成し、文字が見やすいように色合いを変更し、ファイル形式を変換する。一連の作業がまたもやで行われた。オペレータは、やはり、夫であった。

インラインイメージ

 HOME PAGE が仕上がってゆくに連れ、多くのインラインイメージが必要となった。インデックスページのスイッチが、おもちゃ箱の中身が、レシピの写真が・・・ その都度、が酷使されることとなった。同時にオペレータも・・・

サウンド

 幸いなことに(?)にはマイクが付いていなかった。必要なサウンドの録音は、彼女のFMVで行われた。が、録音されたサウンドファイルはファイルサイズがかなり大きかった。前後に含まれるノイズも気になった。予想されたことではあったが、はオペレータともども休む暇を与えられなかった。

そして・・・

 彼女の HOME PAGE は完成したかに思われた。しかし、ここに来てまたもや新たな要求が発せられた。夫用に設けられたページは自分で(!)作成するようにと言うのがその内容であった。現在、HTML文書までもが疲弊しきった上で作成されている。
 オペレータは今後の要求に耐えうる強力なMacを切望している。

 

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